黒尊川ツアー

 2007.7.16 黒尊川に行って来た。

 台風の大雨で四万十川は大増水だった。
 口屋内は7/14深夜+10mまで増水したようだ。
 7/15沈下橋通行不可。7/16に通行可となった。
 本流は1m程水位がさがっているが下れないので、黒尊川の下流コースをくだった。
   
 16日朝は15日夕より30cm程水が引き、沈下橋を渡った右岸の川原からスタートした。
   
 清流黒尊川にしては白濁した流れであるが、本流に比べると飲んでもいいくらいの清流だ。
 スタート直後に大きな波の立つ瀬がある。
 水が引くと波が高くなったようだ。岩の立てる不規則な波だ。
   
 波の正面を避け、流れの左端から瀬に入り、3番目の波のセンターを狙って安全に下ると決め、緊張感無くスタートした。
   
 流れは速いが水のパワーは恐ろしくない。
 と思って、正面突撃した2艇2沈。岩の立てる波に艇を立てられたようだ。
 セルフレスキュー再乗艇したが、昨日の水量ならどこまで流されたか判らない。
 沈下橋を渡れるようなら何とかなりそうである。
 瀞場はなく渓谷を快適に流れていく。
 水は川幅に流れ中州は殆ど無い。水流は蛇行して川岸の岩を洗っていく。
 考えずに突っ込むと崩れた岩や流木のストレーナーがあるかもしれないので要注意である。
 安全確実にチキンルートを進んでいく。
   
 でも濁りのため隠れ岩が見えない。浅瀬ではご用心である。
 ブローチ脱して再乗艇できず、ミニ蛸壺エディのある岩の落ち込みに突っ込む姿は無謀である。
       
 沈脱に懲りて岩壁に当たる瀬をポーテージしヨレヨレ弱気になる。
 メンバーチェンジして後半に進む。
   
 濁っていても浅瀬では川底が見える。
 台風一過晴天の澄み切った空気の中での黒尊川下り。最高である。
   
 去年水遊びした場所の手前で全員集合する。
 ここからゴールまでは1km程。漕がずに流れを楽しむ。
   
 ゴール手前まで瀬は続く。
 ゴール地点では鮎を狙って網を投げていた。
 笹濁りといえば笹濁り。鮎は活発に動いているのだろうか。
 獲物は無く、次のポイントを目指して移動していった。
   
 口屋内の沈下橋を渡った辺りの川原をゴールにした。
 昔、ここで潜って、あまりの美しさに海から川に転向した場所だが、その淵は埋まり、水は透明度を失った。
 ここの田んぼは増水で水没し、多量のゴミが堆積している。
 それを片付けている方に声もかけられず、逃げるように艇を車に積み込んだ。
 肩身が狭い思いをした大人気ない台風ツアーだった。
 



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