南阿波の清流海部川支流「小川」2006.9.10
2006.9.10 水量豊富な海部川を流れた翌日、初めて小川を流れた。
初めてといっても、海部川との合流点付近は下ったことがある。
水質は本流とあまり変わらないが、昨夜は一晩中雨、透明度は今一つか。
小川口の橋の上流の川原をゴールと決めてスタート地点を探す。
堰があるのか、滝があるのかわからない。
川を見ながら車を走らせるが、とにかくアプローチポイントがない。
釣師は徒歩で道なき斜面の踏み跡を進めるが、カヤッカーは艇を担いで降ろさねばならない。車で降りられる川原を見つけた。
とりあえず偵察隊を出す。
結果オーライ。大変短いが、上流は来夏の楽しみにとっておいて小川下り開始である。
雨で増水しているはずだが、水量は思ったほどない。
アプローチポイントがないだけに道路以外は殆ど自然のままである。
ゆっくり楽しみたいが、短いコースのためアッというまにゴール。
来年はずっと奥まで調査して、再チャレンジだ。
利き鮎で2度の日本一になった安田川の鮎を食べて帰りたいので、早めに撤収して帰途につく。
海部川を遡上し轟滝上から魚梁瀬へ抜ける道は長期通行止めなので55号を南下して東洋町から493号で四郎ヶ野峠を越えて馬路村へ向う。
峠を越えると国道は奈半利川支流の小川川に沿って走る。連日の雨で小川川は大増水である。
いけそうな流れもあるが、死にそうな流れもある。アプローチポイントは殆ど無い。上陸できる岸もない。
無謀な川下りを空想しながら景色を楽しんだ。
ところが、増水した小川川のレポートがあった。
恐ろしいチャレンジをする猛者はいるものだ。20mの滝落ちもするはなぁ。
馬路村に着き、コミュニティーセンターうまじ馬路温泉で入浴し鮎を賞味した。
清流の澄み切った鮎の味と香りだった。これはコンクールで勝つだろう。土佐の酒も安田川の水で仕込むという。恐るべし安田川の水。
ただし、私は江の川の鮎の味と香りも好きである。
日本酒の協会酵母大吟醸と倉付酵母地酒の違いがある。四万十川上流の鮎の味は忘れられない。
川遊び最高!と満足して帰った。