2008 万水川

 2008.5.3 万水川を下った。

 信州の山々は残雪が美しい。
 岡山を深夜出て、名神から中央道を走り、AM5:30から開いている下諏訪温泉遊泉ハウス児湯に入って一服、長野道梓川SAから見た、朝日に照らされた穂高、鑓、燕の山々の景色である。
   
 明科の龍門淵公園にベースキャンプを張り、田んぼの代掻き水で濁った流れのスラロームゲートで練習する子供達を見物しながら早めの昼食を摂って、万水川に向かった。

 万水川を下見しながらスタート地点の県民豊科運動広場横に着いたのは正午だった。

 水が濁っている。

 信州の山々から流れ出てワサビ田を潤おす清流と考えていたのだが、残念なことに濁水が流れている。
 田んぼの代掻き水のせいか、いつもこんなものなのか。清流部としては不満であるが、流れは快適そうである。
   
 運動広場横の合流地点まで艇を運び、スタート準備をする。
   
 青い空、白い雲、明るい緑、さわやかな高原の春である。
   
 速い流れでラクなエントリーポイントはあまりない。
   
 流れは快適である。初めての信州川下り。気分上々。
   
 豊科ICへ続く県道310号線の橋を潜る。交通量は多い。
   
 景色はいい。あまり増水しないのか木々が河畔林のように生えている。
   
 あまり漕ぐことも無く、決してロールすることもなく、遊覧船のように流れていく。
   
 水温は高くなく、飲み物を冷やせる。
   
 土手は低く、見通しがいい。サイクリングも快適そうである。
   
 上から見るとカヌーも快適そうだろうか。
   
 4つ目の橋を潜ると大王ワサビ農場が近い。
   
 2kmも流れていないが、休憩場所である。
   
 支流を遡り、大王ワサビ農場に上陸する。
   
 カヤックはラクラク遡れる。
   
 大王ワサビ農場は広い。立派なワサビ田が広がっている。少し歩く。
   
 観光客は多い。ワサビビール、ワサビコロッケ、ワサビ・・・
   
 ワサビ農場横の流れは万水川よりはきれいだ。
   
 観光ラフト大人気。Ariちゃんを見つめる女性が気になる。

 すぐ近くの上流から湧き出した水なので、もっと透明でも良さそうだが、少し濁っている。

   

 河床は梅花藻などの水草が生い茂り、日光を浴びて明るい緑が揺れ動く。
 ここはラフトの営業妨害となるので沈脱禁止。
   

 写真に撮るときれいそうだと思った通り、きれいな絵である。大王ワサビ農場をあとにする。
   
 流れに乗って進むと犀川に合流する。
   
 ここでは高瀬川、穂高川も合流する。
   
 上高地から流れてきた梓川はここの少し上流で犀川と名前を変える。
   
 犀川の水はかなり濁っている。信州清流下りをイメージしてきたのに残念なことである。
   
 犀川は広い。釣り人もいる。景色はいい。流れもいい。
   
 明科の龍門淵公園あたりでゴール。2時間半のショートツアーだったが堪能した。
   
 2時間半といっても大王ワサビ農場観光込みなので、実質2時間弱。

 もし、清流ならどこまでもどこまでも下りたい流れと景色だった。






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