2008 犀川
2008.5.4 犀川を下った。
明科の龍門淵公園は犀川に隣接している。
残雪の山々が信州にいることを実感させてくれる。
ここから下るのもいいが、生坂の二つの堰堤がBWを造り、下流の流れを遮断する。
下見しながら19号線を走る。
景色は素晴らしい。
全国リバーツーリング55Mapを参照し、瀬口のバス停を目印に川へ降り、スタート地点を決める。
堰堤で取水された水がここから吐き出され、流れが復活する。
ゴールは一番近くの日名橋の下にした。
信州はGWが春である。桜、花桃、リンゴやタンポポなど多くの花が咲き誇り、田んぼの代掻きが行われる。
準備万端整えて、11:00犀川下り開始である。 画像の上にマウスポイントを移動させると出撃体制に入る。
多くの堰堤で取水され、発電放水を繰り返してきた水は悲しいほど濁っているが、犀川である。
気分上々でスタートした。
放水口の上は瀞場である。花見カヌーでもある。
のんびり旅である。ゆっくり艇を流れに乗せる。
晴天。濁水は景色を映すものだが、豊富な水量の流れは水面を波立たせて鏡のようにはしない。
初夏の緑が美しい。
山を形成する岩盤の歪みも景色のうちか。
快適な流れは深く、大きな波は立たない。増水時は迫力ありそうである。
児玉橋が見えてきた。このルート最大の瀬とのこと。波の高そうなコースを狙う。
まったく大した瀬には見えないが、水のパワーがあり、浮力の乏しい艇が沈む。
こんな濁流に顔は浸けたくない。少し慌てた。
児玉橋を過ぎると土砂崩れ場だ。画像の上にマウスポイントを移動させると拡大写真になる。
なかなかスケールの大きな土砂崩れである。
速い流れは瀬らしい瀬が無いにも関わらず高速川下りを実現する。
美しい景色や岩壁を眺めている間にゴールが近づく。
こんな川でもカヌー人口は多いようだ。
12:30には上陸。無茶苦茶速い川下りだった。
撤収している間に他チームが下流に下って行った。