明るい清流「赤木川」の川遊び
 赤木川は南紀熊野川の支流である。熊野古道の難所「大雲取小雲取」の際、渡る川である。
 古の頃は深い淵で渡し舟で渡った川も、千年経つと膝までの浅瀬となっている。
 地図にマウスポインタを置くと、遊んだ辺りを拡大表示する。
 現代の、川遊びの楽園である。



 2005年2度目の「清流赤木川」である。
 すばらしいコンディションだった。
 実際に下った距離は大変短い。歩いて帰れる程である。


 長井トンネルを抜けると右手に集会所とトイレがある。
 
 トイレの先に橋がある。 

ここは熊野古道の渡しがあった場所で、世界遺産の解説板がある。


橋を渡ると熊野古道の案内板がある。
  ???と思うような山道を案内している。
    いつか歩くことがあるだろうか。


 地図の@にテントを張った。
 駐車場所から水平に10m、垂直に2m。廻り道を歩くと30m。

 GWには無かった車道が川原に延びている。
鮎師が車で川原に入ってくるのだ。
 早朝目覚めたときにはこんな有様だが、日が高くなる前に撤収された。


 安心してスタートできる。
 ポリ艇、インフレータブルとウォーターハンモックで流れることにする。
 ファルトはつらい川である。

 透き通る水に浮かんで大満足。明るく開けた、すばらしい清流である。

 この水の青さは明るく美しい。

 インフレータブルはライニングダウンの瀬がある。

 ポリ艇は構わず下る。
 ウォーターハンモックは何よりも浅瀬や岩に弱い。

 護岸工事の人工構造物がある。護岸が崩れたところもある。

 巨石が並び、先が見えない岩場がある。
 水量によってコースを選び、岩にかからないよう注意する。

 右手が開けて広い川原が見えてきたら最高の休憩場所である。
 川は大きく右に蛇行する。左手には淵と岩場がある。地図A滝のポイントである。

 シュノーケリングセットを出して泳ぐ。
 3mも潜るとブルーが強くなり透明感が判りにくいが、透明である。

 少し遊んで昼食休憩とする。
 岩場を登ると滝の休憩場所がある。

 滝の上は木々が茂り、真夏でも涼しい木陰を作る。
 水は清流である。

 滝の水を汲み、持参した讃岐饂飩を茹でる。

 鍋は小さく人数分茹でるのにたっぷり時間がかかる。待つ間に梅酒を蒸留した貴梅酎「霧の中の愛人」を飲む。

 茹で上がった讃岐饂飩を足元の水でしめ、流れに乗せる。
 洗うほどうまい流し饂飩である。
 真夏の昼だというのに体が冷えてきた。
 滝から撤収して、シュノーケリングを再開する。

 鮎の多い川である。

 鮎を食べたい。食べたいと思うが無理難題。残念である。

 魚の多い川である。

 堪能して川下りを再開する。ゴールは近い。

 ゴールは堰の手前である。瀞場が続く。名残惜しく、漕げない。

 また、来よう。
 いや、もっとすばらしい清流は無いのだろうか。さがしたい。
 でも、また、来よう。明るくあたたかな清流だった。



 地元の方もやさしい。
 朝起きて、畑で作業されている方と挨拶した。
 朝取れの無農薬とうもろこしを茹がいていただいた。
 キャンプするときゃ土産もたにゃきゃ。
 鮎釣りのご老人もやさしかった。
 感謝、感謝。
 でも、他府県ナンバーの車で川原に入っている鮎師はやさしくないので、要注意です。




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