南紀古座川支流小川 A
2005年7月15日、南紀清流ツアーで古座川支流の小川の柿太郎廻に行った。
鮎シーズン川下り禁止の川である。鮎師は多くどこも下れないが、柿太郎廻には鮎師がいないと考えた。
下って判ったが、浦地近くに二人いた。
山越えしてきたのかと思える場所にいた鮎師は文句が多かったが、浦地の川原から歩いてすぐのところに居た鮎師は笑顔で応対してくれた。
小川は入漁料を払う都会の釣師のための川で、通行料を払わないカヌーイストは排除される。
入漁料は漁協に入り、地元には還元されない。
地元の人も入漁料を払わねば川に入れない。
カヌーイストを排除する輩は地元民を排除し、どうでもいい僅かな稚魚を放流してボロ儲けをたくらみ生計を立てる。このような悪行がまかりとおるのは性善説前提のルールを性悪な人間が運用するからだろう。
拝金主義で権利を主張する輩の側を通るのは嫌なものだ。
柿太郎廻が終わる浦地の神社に車を置き、歩いて上流に向かう。スタート地点まで緩やかな峠を越えて700m程だ。
下り坂になったあたりからスタート地点が見える。
もっとブルーだったはずだが、透明感は気持ちいい。
入ってしまえば途中でリタイヤできない谷間への旅開始である。
水量少なく浅瀬で岩が波を立てる。難しいルートはない。
透明な水の上を流れると、またたくまにゴールの浦地である。
もったいなくて終われない。流れに逆らい楽しむ。
美しい流れは川底をきれいに見せる。
ここから下流が@のコースである。