日置川支流「安川」

 日置川定番コースの上流、合川貯水池の上に支流「安川」がある。
 合川貯水池の上は日置川がこんなに綺麗かと感動するほど綺麗な本流が流れているが、支流「安川」はさらに綺麗な川である。
 南紀熊野カヤック三昧HPの特Aクラスの一つなので、是非下らねばと行って見た。
 今回もお世話になっています。
 2009年5月3日、一週間前の雨の増水もなくなり、水の少ない中の川下りとなった。

 スタートは合流点から3kmほど遡った下川上集会所(田辺市下川上269)前で装備を降ろして、車を少々離れた城戸バス停付近の道が広くなったところに置き、風情ある吊橋を渡って左岸の川原から出た。
 水があればさらに3kmほど遡ったあたりから出られるようだが、瀞場を漕いで瀬を歩く川下りは時間と体力を消耗するので、かなり短めに設定した。
 ゴールは合流点から2kmほど下った大塔青少年旅行村下右岸の川原である。


 11:30スタート。
 橋の下で足慣らししても感覚を取り戻せない。
 13:00ゴール予定ですが、どうなることやら。

 水は綺麗。流れは弱い。ファルトじゃ行けない。

 橋の下流の小さな瀬。流れてないようで流れている。

 難なくクリア。でも、時刻は11:42。ゆっくり遊び過ぎか。 スタート時刻を11:40に訂正だね。


 支流和田川が道の下から合流し、少しは水量が増える。
 でも、その下の瀬は岩だらけ。南紀の川の岩は巨大だから、この場合は石ころだらけか。
簡単に引っかかる。

 引っかかって腕力で抜け出すためにパドルを大きく放り上げ、艇を流しながらキャッチする「リリース&キャッチ」の大技を繰り出したKINTAさんの瀬下り。
 ミンナ見惚れて動画撮影忘れました。よい子は真似しないようにネ。

 瀬を抜けると美しい流れがある。
 透明な水。新緑。とっても快適だが、長くは続かない。

 前を向いて、コースを読んで、そしてノンビリくだる。

 コースは限定的だ。どこでも通れるわけじゃなく、同じルートをトレースしてしまう。

 瀞場のようでも流れていていい景色の中なので漕ぐことは少ない。

 岩を避け、隠れ岩を避けての川下り。

 城戸と平を結ぶ橋が見えてきた。 約1km。
 時刻は12:15。 時速2kmか?。 水不足の川下り。昼食時間が遅れそうだ。

 アッ!また!。 沈して艇を放しても決して離すなと言われているパドルを!!
リリース&キャッチ。 最近のフリースタイルの影響か。
 よい子が真似をしなければよいのだが。

 ゴリゴリすいすい瀬を下る。初心者コースにしてはキツイかなと思ったが、素直な瀬なので経験者同行なら沈1-2回かな。

 沈してうれしい透明な水。「綺麗だね」って言うとウチの姫が返事する。

 少々冷たい水だが全身で味わう。気持ちイイ。本当か?本当に気持ちイイのか!

 城戸の吊橋の下を抜ける。 簡単ではない。

 一瞬の迷いがブローチングを招き、少々の水が脱出を阻む。
 結局降りてゴメンナサイとなる。 スタートから1時間経過。

 水が少なく瀬を腕力で越える。 ルートを誤ると歩かねばならない。
 水が流れるルートには真ん中に障害岩があったりする。

 ミンナ期待して見守る中、模範演技を見せるASAI先生。
 上手に下ってミンナ拍手。??本当か?期待していたのは他の事ではないのか。
 今日はミンナ「あさい!あさい!!」と川に文句言ってたじゃないか。

 ナント釣り人発見。 長い鮎竿で何を釣っているのか。
 ここは鮎の川。渓流魚はいない。 漁協の調査員かな。

 釣師を避けてゴリゴリ下る。  んっ!!引っかかった?
 レンズが曇りよく見えない。 がっ! あれは・・・。

 清流部伝統の名物行事。姫の瀬引きではありませんか。
 引っ張って。 押して。 ヌルヌル滑る瀬の中で用が済んだら捨てられる悲しい綱引きさん。 気をつけて! 転ぶと濡れるヨ!! じゃーお先に!!!

 日置川本流に合流すると水の流れは倍増し快適となる。
 早い流れの中で艇をコントロールする快感は自己満足の極みかな。

 ゴールの青少年旅行村の吊橋手前右岸にコンクリートブロックが沈めてある。
 反流がたたないので判りにくく水量によっては注意が必要かも。
 ギャラリーに手を振って、岩の間をすり抜けて、橋の下の瀞場で上陸する。

 乗り沈、降り沈それぞれ得手とする達人はいるが、意外なパフォーマンスで目立つ人もいる。

 14:30ゴール。5-6kmに3時間。時速2kmの川下り。うーん、増水時にチャレンジしましょう。



 日置川本流合流地点の上は昔の発電所跡がクランク状の瀬になっている。
 増水時ここを下る方々は必ずスカウトしてほしい。
 渇水時の写真がコレ。 なんと流れに棹差す丸太が横たわっているじゃありませんか。

 これを見て上流をあきらめ、本流下流を下ったお話は無残散々悲惨なのでアップは掲載できません。
 でも、道路4km川6kmを全員無事で生還し、あとは温泉で癒しましたとさ。





日置川本流、上流部の中の下流部川下り スタートは大塔青少年旅行村 12:30


 大蛇行の展望台がはるかかなたに見えたのが 13:45

 瀬でなければ声は届く。 瀬ではまったく届かない。

 大蛇行の入口に入ったのが 14:30

 展望台入口左に大蛇行出口まで降りる道がある。右の大蛇行入口へはない。
 大蛇行で見えない先はポーテージするような瀬であるが、大岩のため困難を極める。
 つまり、大蛇行をエスケープするには林の中を登るしかない。

 ゴールは春日橋。 時刻は17:00  二枚の写真の指の数は困難を乗り越えた男の経験数である。


 え〜! 昼飯のはずが晩飯〜・・・



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