翁達磨雪花山房の蕎麦
達磨雪花山房は2015年5月6日をもって閉店となりました。昔の話。
達磨高橋名人の蕎麦を食べに旧豊平町現北広島町の長笹に行った。
2005.11.23は朝電話して行った。小さな看板のおかげで道に迷わなかった。
2006.1.7は大雪だった。道に迷い辿り着いた。こんなときでも営業していてありがたかった。
翁達磨雪花山房は集落のはずれの山の中にある。
11月は紅葉を、1月は雪景色を楽しめた。
11月は23日の1日のみの営業で開店前から多くの人が並んでいた。
大きな厨房の割りに少ない客席の店である。
蕎麦を茹でる量を一度に六人前程度として、客に最高の蕎麦を食べさせられるよう計算された席数である。
店の中には待合席まである。
こだわりが感じられる。
正面入り口に、営業時間は11:00〜14:00までと書かれた札が下げてある。
左手に進むと水盤のある広い軒下がある。その先が入り口。
受付に記帳した順に店に入る。
11月は開店時刻に着いて、約1時間待ちだった。
1月は大雪のため客が少なく、高橋名人が迎えてくれた。
待ち時間は周辺を散策して過ごす。
景色のいいところで縁に腰掛けて呼ばれるのを待った。
メニューはもりそばのみ。
更科系二八の蕎麦で絶品だ。
そばつゆはカツオの香りが高い出来立て、薬味はワサビ、ネギ、大根オロシ。
まず、何もつけずに麺だけ食べてみる。 最高にうまい!
これはこのまま食べねばならない蕎麦である。 下手にツユなどつけてはならない美味さがある。
そばつゆをつけてみる。
うまい。手間ひまかけておいしく料理されている。
薬味をつけてみる。 味がかわるが、やはり美味い。
このワサビは、このネギは、この大根は、厳選された一品である。
どうやってもうまく、味を変えるので飽きがこない。11月は3枚、1月は4枚いただいた。
蕎麦粉も何もかも最高の材料を集め、丁寧に作られた御馳走料理、美食を感じた。
もてなされた感じのする芸術的な料理である。
1月は帰るときに新規の客が途切れたので写真をお願いできた。
達磨の高橋名人とツーショットである。 満足。