松江堀川遊覧と斐伊川堤防の桜

2007.4.7〜8 松江堀川遊覧と斐伊川堤防の桜でお花見カヌーを楽しんだ。
7日朝8時岡山発、10時半松江着。
途中、大山正面がきれいに見えた。

お気に入りの出雲蕎麦屋「ふなつ」11時開店にもかかわらず10時半に奥の席に陣取り「割り子」と「釜揚げ」を注文した。
出雲蕎麦といえば「割り子」であるが、通は「釜揚げ」派である。
待つ間に蕎麦餅を揚げた小皿の付きだしがうれしい。食後のデザート餡蕎麦掻は賛否があった。
濃厚な蕎麦湯の中の蕎麦掻のような釜揚げに出汁をかけて食すと本日の目的を忘れてしまう。


11時松江市役所駐車場集合。
武者行列のイベントがあり、当初予定していた場所での出発が困難なため、松江カヌークラブ艇庫前から出ることになった。

松江カヌークラブといえば清流部の対極に位置する競技系。技術の高さは2006年プリヨンカップの江の川で見せられました。本日は競技にお出かけとのこと。
出発場所はなんと「ふなつ」の道を隔てた反対側。「ふなつ」って「舟津」?
艇庫に隣接した病院の駐車場で艇を降ろす。
松井カヌー店さんが事前にお願いしてくださっており、こちらの皆様のイベントに便乗させていただいたおかげで堀川遊覧ができる。ありがとうございます。

7日夜は松井カヌー店の旧店の合宿所に泊まらせていただいた。



8日は寝過ごしてしまい、8時過ぎに起きた。
斐伊川に向かい下見する。

桜並木は斐伊川と支流の久野川が合流する久野川側の土手に両側にあり、見事な桜のトンネルを形成していた。斐伊川から見ると桜並木越に見える借景の山も桜で見事である。
しかし、遠い。斐伊川の河川敷は広い無料駐車場で、川から見る桜は相生橋から見る後楽園の桜のようである。

風が吹く。花びらが舞う。桜吹雪の旅の空である。


久野川の細く浅い流れに花びらが浮かぶ。花びらが流れ漂い曲水の宴のようである。
これは久野川を下らねばなるまい。
通行規制があり花見客で混雑しているので自由に艇を運べない。
手近な場所に艇を降ろして出発した。

みんな桜を見ずに我々を見る。手を振る。若い娘が声をかけてくる。
照れるテレル。
馬手にパドル、弓手に濁酒。花見酒カヌーであるが、挨拶会釈に追われて落ち着かない。「みて〜!お酒持ってル〜」なんて嬌声に股間の一升瓶が倒れた。

来年は人の居ない早朝に流れようと考えた。
流れの速さは子供が歩いて追い越すほどだが、ゆっくり楽しみたい気持ちが強く、大変速く感じた。
花の下のカヌーとしては最高のロケーションである。
対岸にも桜があり、シガラミに守られた沈下橋で渡って行ける。


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