中流部2は金川の堰の下から岡山市牧山までです。

 金川は川沿いに国道53号バイパスが開通したので、駅は裏通りになってしまいました。JR利用の場合は金川駅の南、旧道西側に朝から夕までの無料駐車場があります。
 また、堰の500mほど下流右岸にも駐車できる芝草の広場があります。階段状に川まで降りられるようになっています。



 国道の「文化センター→」などの道路標識の横です。場所がわかりにくいので「I’mテンマヤ」の駐車場に停めて、歩いて下見したほうが良いでしょう。もう少し上流の「みつ鉄工」の看板の横あたりにもアプローチポイントがあります。
 2002.6.8、久しぶりにJRを利用しました。ボケてここ「I’mテンマヤ」近くをスタート地点にしましたので、金川駅から歩くのが遠かった。JR利用のときのスタート地点は「みつ鉄工」の前のスロープです。



 金川から牧山までの川下りコースは旭川下り定番コース中の定番でしょう。
 複数の車両を使う場合は牧山クラインガルテンの500mほど上流右岸の河原か、JR牧山駅前沈下橋左岸をゴールするのがいいでしょう。
 JR牧山駅前沈下橋左岸の場合、車は沈下橋を渡れませんので野々口の橋を渡って左岸の道を下り、岡山市に入って神社を過ぎ、細い道が石垣でクランク状に曲がるところの急坂を川に向かって右折します。
 岡山市からは大原橋を渡りスグ左折して川沿いに上り、道が二股に分かれるところで左の竹やぶに入る道を下って進むと沈下橋が見えます。右の道を進んで次の角を左折しても同じところに出ます。

 金川をスタートするとスグに浅瀬があります。
 2002.6.8、牧山観測所水位73cmではゴリゴリ底を擦りながら何とか下りました。水位によっては苦労します。
 ここから先は快適にノンビリ下れます。

 スグに野々口の橋が見えてきます。
 橋の手前にいい瀬があります。水量によって波の高さは異なりますが、素直な波が立ちます。中央を通れば初心者でも楽しめます。左にずれると石がありますので波の形を確認してください。


 瀬を過ぎると野々口の橋の下のヤナのBWです。
 このヤナは要注意です。流れは殆どありませんが、舟を横向きに張付けると水舟となり、ご承知の通り半端な力では動きません。
 また、牧山観測所水位80cm以下では低い杭の頭が舟の底を引っ掛けます。杭と杭の間が広く開いている左岸寄りを抜けますが、流れに乗って真っ直ぐ入らないと岩に乗り上げたように舟が動きます。
 まったく初めての初心者ツアーの場合は誰か一人川の中に立って、手で舟を誘導して通した方がいいでしょう。
 この先は静かでいいところです。鳥の声を聞きながら下ります。
 やがて流れは左右に分かれさらに分流します。

 どちらも通れますが、右がS字の瀬です。メインの流れに乗って右へ左へ右へ左へルートを選んで下ります。左にズレると隠れ岩に当たるかもしれません。
 波をよく見てコースを選びます。
 下り終えると白鳥がいます。近寄ると羽ばたいて遠ざかります。
 ここから先はまったくの初心者でも大丈夫でしょう。
 左岸の黒い石を金網で囲んで積み上げ整備した小さな川原に車で下りる道があります。ここからなら初心者講習しながら下れます。


 2003.5.4 水不足(牧山観測所水位50cm)の時でも歩くことなく下れました。

 やがて右岸に大きな川原が広がります。牧山の川原です。
 流れは左岸寄りに集まり、岩を洗います。快適な流れに乗って進みます。
 ここをゴールにする場合、水が豊富なときはよく流れますので早めに右岸沿いに舟を寄せて下ります。


 下り進むとクラインガルテン対岸辺りに岩が頭を出しています。
 2002.5、巨大な猪が岩に覆い被さるようにして息絶えていました。
 五月雨増水でこの猪が流されたと思った日に市内で「人が流されている」と通報があり、捜索事件が起きました。行方不明者なしと捜索は打ち切りになりましたが、あの猪を見間違えたかな。
 5月は藤の花がきれいです。

 
 この先水が少ないと古い簗の杭が頭を出します。

 落ち着いて通れば問題ありません。

 沈下橋が見えてきたらJR牧山駅です。
 2003.5、巨大な猪の下顎の骨(牙付)を沈下橋下で見つけました。
 去年の猪でしょうか。向かいに毎年猪の取れる金山が見えます。
 牧山駅は旭川に架かる沈下橋の右岸ですので迷うことなく辿りつけます。水量豊富なら2時間ほどのおすすめミニツアーです。



 牧山の沈下橋には左岸の高倉山から飛び立ったパラグライダーがおりてきます。



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