「川下りは楽し・余談」 by 別宮 博一
８０＜「2017年 初漕ぎ？」＞
小正月ですので、今更ながら、新年あけましておめでと
う御座います。
本年も楽しく安全に、カヌーで遊びましょう。
宜しくお願い致します。
子供の頃には、小正月には「とんど」と言って、米俵を
燃やして、餅や芋を放り込んで焼いて食べたり、黒い藁灰を
採って火鉢や掘り炬燵の灰に加えたりしていたのが思い出
される。
さて、間も無く満75歳となり、私もいよいよ後期高齢者
に突入するぞと思っていたら、高齢者の定義が変わる様で、
75歳からが高齢者なのだそうだ。残念ながら高齢者の儘で
変わらないと言う事になり、一寸気が抜けてしまった。
昨年末、年賀状を書こうと思っていたら、「忌中」のハガ
キが例年になく多く、親は兎も角、同期生・知人当人の逝去
を遅ればせながら知らされる亊が実に多かった。年賀状の添
え書きで訃報を知らされたのもある。そんな歳になってしま
った。
年末・年始は2週間休んだが家でゴロゴロしていただけ
で過ぎてしまった感じである。正月は天気が良かったので、
初漕ぎは８日であるが、漕ぎに出ようかと逡巡したが、この
歳になると、一人で漕ぎ出す亊のリスクを考えてしまい、出
ずじまいであった。
８日には、「初漕ぎ」とばかりに、勇んで外へ出てみたら
小雨で、膨らんでいた気持ちが萎んでしまい、暫し逡巡した
が、装備を持たずに京橋河川敷に出掛けた。集まったのは20
人足らずであったろうか、しかしながら、艇を持って来てい
たのは３名のみで、それもルーフキャリアに積んだままで、
誰も降ろさなかった。聴いてみると、皆逡巡することも無く、
漕がないと決断した由であった。
我々以外誰も居ない小雨降る京橋河川敷の、いつもの場
所に建てた８角形簡易テント2張りに入って雨を凌ぎ、特
製極上コーヒーのサービスを受けたり、美味しいトン汁で
飢えを凌いだりしながら、焚火にあたって寒さを凌ぎ、
時々パチンと飛ぶ火の粉で服に穴をあけたりで、概ね立っ
たままで過ごした、談笑と交流の数時間であった。そんな
中、若くない某氏が、若い美女軍団に囲まれながら陸路徒
歩で岡山神社初詣を果たし、ウッシッシと御満悦であっ
た。まあ、こんな侘しい初漕ぎ？でした。
さて、４月１６日(日)「第６回岡山城・後楽園カヌー駅伝
大会」開催に向けて、既に準備は進行中です。初心者の力量
への配慮と安全を第一に考え、今年は川上側折り返し点を、
後楽園正門付近にある「鶴見橋」橋脚より１００メートル余
り川下側に変更予定です。川幅が広く、障害物の無い場でタ
ーンすることになります。
２０１７．１．１３
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