「川下りは楽し・余談」 by 別宮 博一
78<「さくら開花の薀蓄」>
先ごろ日本中が激しい寒波に襲われ大変であった。ツイ
ツイ暖かい環境でジッとしている様な事になってしまうと
云うものである。数日前になるが、つけっ放しのTVの前で
ウトウトしていた。情けなくも典型的な世捨て老人の姿であ
る。見るともなくTVの音を聞いていたら、さくらの事を話
している様なので、姿勢を正し意識をハッキリさせて視聴し
たのであるが、私の全く知らない内容で感動した。
桜の花芽は桜の花が散った後、夏には既に出来、翌年の春
の開花に備えているのである。緑色の葉が産生する「開花抑
制ホルモン」により開花はずっと抑制されて経過する。秋に
葉が散ってしまうと、開花抑制ホルモンによる抑えが無くな
り、開花に向けての体制となる。ところが、開花に向けて事
態が動き出すには、暖かくなればそれでいいと云うのではな
く、スイッチが入る必要があるのだ。何と、それは一定時間
ドンど寒くなる事なのである。どれくらいの低温でスイッチ
が入るかを「低温要求度」と言い、さくらの種類によって異
なっており、開花の早いものは、それだけ「低温要求度」が
甘く、スイッチが早く入るという訳である。その後は暖かく
なるに連れて開花へと事態が進行して行くのである。「桜の
狂い咲き」等というのもこのメカニズムの中で起こる事なの
である。以上、請け売りであるが、皆さん御存知でしたか?
この理論に立てば、今年の桜の開花スイッチは既に十分入
った筈である
今年は「岡山城・後楽園カヌー駅伝大会」は、5回目の節
目を迎える。開催日は4月10日(日)で前日から諸行事が
予定されており、丁度さくらの見頃と想定されるので、一層
の盛り上りが期待される。新しい工夫も加えつつ、準備は進
行中である。既に参加受付も始まっている。1月10日には、
岡山城・後楽園カヌー駅伝大会会場コースを漕ぎ、「水路」
で「岡山神社」へ初詣を行って、「前回以上に参加チームが
集まります様に」と祈願した。
皆さん、多数の御参加をお待ちしています!
2016.2.4
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