「川下りは楽し・余談」   by  別宮 博一

72<「“第2回岡山城・後楽園カヌー駅伝大会”ですよ!」>

 私は子供の頃から餅が大好きで、従って正月は好きである。雑煮

は20歳頃迄は歳の数だけ食べていた。今でも10個は軽く行ける

が、自重している。餅を楽しみながらモタモタしていたら、桜開花

の情報があちこちで発せられる季節になってしまった。今日では、

一年中餅が手に入るので、正月を過ぎると、焼いた餅をそのまま食

べるか、ノリの磯辺焼きにするか、キナコの安倍川餅にするかであ

る。

 老人が餅を喉に詰まらせて死ぬと言う話をよく耳にするが、私は

信じていなかった。ところが、40台の終り頃、前任地・福山で、

私自身餅を喉に詰まらせてアワヤ死にそうになった事がある。息を

吸う事も吐く事も両方共出来なくなってしまうのである。意識がボ

−ッとなって来て、これはヤバイと本気で思った。誰も助けてくれ

なかったが、辛うじて自分で排除する事が出来た。以後余生を送っ

ている様なものであるが、以来気を付けて餅を食べている。年齢的

には、今や私は完全に老人の域にあるのだ。老人が餅を食べる時の

安全の極意は、大きな餅の塊を口に含まない事と、何時までもモグ

モグとしない事の二つだと私は心得ている。

 前任地の話のついでながら、私は大学生時代後半から10年前に

岡山に職場を移ス迄の40年程の内の30余年は、素人ながら、毎

年開催される大学の学内レガッタや市民レガッタに参加して楽しん

で来ている。特に前任地・福山では、市民参加の「芦田川レガッタ」

には、ナックル4(1クル―:5人)のレガッタ(参加総数70〜

90クル―)に、20余年にわたり、職員から成るクル―を毎年大

量(最多13クル―、最少6クル―、概ね10クル―)を率いて参

加していた。あくまでも参加者側であったが、途中からは救護班を

仰せ付かる様になり、救護班のテントとは別に大きなテント2張り

の提供と言う特別サービスに浴していた。

  
  
  
   (写真@AB芦田川レガッタ)
 昨年から岡山・旭川での「岡山城・後楽園カヌー駅伝大会」開催

に巻き込まれてしまい、余り役には立っていないが、今や主催者側

に立たされてしまっている。

 私の今の職場からは、昨年2チーム参加したのであるが、今年は

爆発して6チームがエントリーしている。私が扇動した訳ではなく、

昨年参加した人々が発する「楽しさ情報」が、口コミで広がった物

の様である。岸辺に留まらず、水の上に進み出る仲間が拡がって行

くのは誠に心地良い限りである。

  
   (写真C職場のチームの練習)
 カヌー駅伝の準備に就いては、今年は昨年の経験を踏まえ、より

良い大会を、より効率良く行おうと努力して来ている積りではある

が、必ずしも順調ではない。今年は桜はハズレそうではあるが、大

会前日にもカヌーを楽しんで頂ける様に工夫している。

 コースは、前回は2クラス別々のコース設定をしたが、今回は2

クラス同一コースを使う事にしている。全員に絶景の中で漕いで頂

ける様にし、距離を2種類設定している。エントリー数は、2クラ

ス合わせて60チーム位の規模を達成出来ており、取り敢えず胸を

撫で下ろしている。一番難しいのはスタッフの確保で、気を揉んで

いるところである。

 スタッフとして4月14日(日)或いは13日(土)に御助力頂ける

方は、早い機会に事前に御連絡頂ければ、嬉しい限りです。

  
  
  
  
  
  
  
  
 さて、「岡山カヌークラブ」は本谷氏を中心に有志の尽力で「京橋

カヌースクール」を昨年立上げ、小学生にカヌーを中心に色々のス

ポーツやアウトドア活動の体験・指導を行って来ているのであるが、

この3月に2名の終了生を送り出す事になり、京橋朝市事務所で3

月17日に式典が行われ、終了証と記念品が贈られた。人物像紹介、

送辞、答辞等もあり、気持ち良い雰囲気で、慎ましい中にも爽やか

に立派に行われた。写真はその時の様子である。どんな方向に進む

にしろ、彼等の今後の活躍を期待したい。





  ≪川流≫ モチ好きだ 磯辺と安倍の ミックスで  佳奴

                (2013年3月22日) 






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