「川下りは楽し・余談」 by 別宮 博一
65 <「旭川下り」>
9月25日は快晴で爽やかなカヌー日和であった。久し振りに大
勢で楽しく旭川定番コースを下った。集合した新大原橋直下の旭川
河原は様態が一変しており、水位も高かったが、乾いた河原が狭く
なっており、台風12号の爪痕を晒していた。そのせいか、我々以
外には誰も来ていなかった。
集まったのは、4歳から69歳まで、初めての人から達人までの
老若男女を取り揃えての総勢21人の豪華版だ。水位は普段に比べ
てかなり高く流れは速いが、濁流ではない。澄んでいると迄は言え
ないが、微濁程度である。最近はこの水位なら大抵茶色の濁流で、
ここ何年もこの水位で青色の旭川はめずらしいと思う。
実は私は台風15号後の9月19日午前中にも、往年のアジア競
技大会重量挙げ選手「ポパイ・杉本氏」と勤務先の初めての若者の
3人でここを下っている。我が家の窓から見る旭川の水位は下がり
水の色も回復していたので曇天であったが出掛けた。この時も水位
は25日と同程度で、水の色も同じであった。下り始めたら小雨に
なり、冴えない気分であったが、間も無く止んだ。しかし曇りには
変りが無い。やっぱり、何と言っても「空は青」でないと気分がパ
ッとしない。(図@)
図@は国土交通省の旭川・牧山観測所水位データである。赤い
↓@がこの時点で、↓Aが大勢で下った時である。@で下るときに
は、その時点迄のこのデータも見て出掛けたが、後から見ると、大
げさに言えば千載一遇のチャンスを物にしているのである。
ともかく、誰も沈する筝も無くスイスイと下り、その事が物足
りないと言う声もあったが、無事楽しく下り終えた。最後の難点は、
中牧の上陸地点も流れが速く、いつもとは違う場所で上陸した上に、
河原が荒れており、4輪駆動車でも河原に降りることが危ぶまれ、
草のある途中までしか車を降ろせないので、艇の回収に随分労力を
要した。利用する人の多いこの河原の整備はどうなるのだろうか。
気になるところである。
(2011年9月30日)
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