「川下りは楽し・余談」   by  別宮 博一

64 <「台風12号・京橋朝市」>


 

 久し振りに台風が岡山を通り大変であった。通常サッと通り抜け

る強い台風が、自転車並みにノロノロと、先日迄の誰かの様に居座

ったため、影響を受ける時間が長く被害甚大であった。カヌー仲間

の中にも避難したり被害を受けた方があるのではないだろうか。

 御見舞申し上げます。

 私宅は後楽園近傍旭川沿いにあるので、窓から或いは土手に出て

何度も旭川を観察したが、濁流で増水し水位が上がると、普段は無

い逆巻く濁流の流れの音が聞え、色々な物が次から次へと流れて来

るのが見える。「水面が近い!川が大きくなった!」と実感し、意識

の中の遠くで「危険サイン」が点灯した感じである。一方、この流

れで水が澄んでいたら、「一寸怖いが、楽しそう」とも思ってしまう。

  9月1日の夜から私宅のインターネットが繋がらなくなり、未だ

にその儘で、TV・ラジオでしか情報が得られず、不便を味わって

いる。携帯電話は「e-メールでさえ持てあましているのに、一々レ

スポンス出来ない」と云う老人的な発想で、意図的にメールの契約

をしていない。色々使い道もある様で、女房の携帯電話には台風関

連の避難関連情報が大きな音で届いていたが、私には無い。「それと

は知らず情報からアブレ、不便しているのかな」と最近では感じる

様になって来ている。

 4日の朝7時半、微かな霧雨の中で、私宅直近の旭川土手から見た

感じでは、濁流水位は昨夜の最高位よりは1m程下がっている。京橋

朝市会場はどんな姿になっているかと自転車で出掛けて見て驚いた。

いつもの様に車の列があり、人だかりがある。私の意識の中には、

カヌー体験試乗会をやらないのは当然として、朝市をやっているな

どとは夢にも思っていなかったのだ。どんなになっているのかと土

手道に上がって納得。

 

 

 河川敷は当然ながら濁流に水没して存在せず。店は総て土手道に

ズラリと一直線に長く並んでいるが、違和感は全く感じられない。

元々この姿だと思ってしまいそうな感じである。さすがに、遠路は

るばるやって来る店は無かった様だ。朝市をやる方もやる方だが、

出掛ける方も出掛ける方で、双方のバイタリティーの凄さには感心

する。議員ビラ配りまでありで、イヤハヤ・・・・。

 

 

 

 




                 (2011年9月4日) 


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