「川下りは楽し・余談」   by  別宮 博一

51 <「旭川ツーリング顛末」>

 

 5月23日(日)に予定されていた「岡山カヌークラブ」の5月

行事としての「旭日川カヌーツーリング」には、親友の秋岡達郎氏

が早くから是非とも参加すると言って来ていた。私も楽しみにして

いたのであるが、前日土曜日早朝には青空が見えていたが、天気予

報では、午後から崩れ始め、23日は如何見ても雨天で、しかも、

かなり降るらしい。

 元々、今回のリーダー・角南氏が清流部の連中と前日土曜日には

下見がてらの川下りを予定している事を察知していたので、日曜の

ツーリングは中止になると読み、是非とも雨の前の土曜日に下って

おこうと考え、秋岡氏に連絡したが、彼は御仕事で残念。以前から

カヌー川下りを誘っていたアウトドア志向で自転車通勤の豊田氏を

急遽誘い、角南氏らに合流の運びとなった。

 午後2時にゴールの中牧河原に集合したのは「写真」の面々であ

る。雨が降っても、構わず此処で「焚き火で酒盛りの前夜祭」を行

うと云う。本谷氏が軽トラック一杯の木切れを持ち込んで「不法投

棄と言われン様に、全部燃え切るまでやらニャおえんヨ!」と言う。

 空はドンヨリと曇っており、青空が無いので、雰囲気が今一つ盛

り上がらない。水は微濁で未だ冷たかったが、1月前の高梁川ほど

のことはない。水位はいつもよりは20センチは高くて、流れも結

構あり、素晴らしい。出だしのザラ瀬も全く底を擦ることも無く通

過。

 私はレクレーション2人艇で、前席に豊田氏に乗って貰っていた

が、葛城橋やや上の瀬では結構大きな波があり、正にその中央を突

破したので、豊田氏は頭より高い波を真正面からかぶり、カヌー川

下りの醍醐味の洗礼を受け、御満悦である。葛城橋下の杭も難無く

通過。瀬を越える度に艇内に水が大量入り、2回ほど排水を余儀な

くされてしまった。この過程でドレインのキャップがちぎれて無く

なってしまったのが残念。普段は淀みの所も結構流れており、どん

どん流れて快適だ。普段見掛ける錦鯉の姿は全く無かった。連続S

字も快適に流れて気持ち良い。何時も見掛ける白鳥の姿は無かった。

焚き火の準備がしてあるゴールへ上陸。豊田氏と私はここ迄で失礼

した。

 翌朝は雨の音で目が覚めたが、この雨では中止である。気になる

ので、集合場所の新大原橋下へ艇を持たずに行って見ると、この雨

の中でも艇を積んで10人程が集まっているのには驚いた。水は既

にかなり濁っている。増水が危惧される状況だ。皆納得で中止と決

めて開散し、ホッとした。

 来月の吉井川ツーリングの晴天を期待しよう。



                 (平成22年5月26日) 


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