「川下りは楽し・余談」   by  別宮 博一

45 <「ラッキー7」>

  
 前回話題にした旭川の中の案山子に就いての「その後」に言及し

て置こう。やはり「鵜」対策だった様である。今年が初めてではな

い様で、同所で昨年見掛けたと言う者が私の職場にいた。TVで全

国放送されたそうで、その人は「アユ保護」と言ったが、季節が違

う様な気がする。「アユモドキ保護」で合っているのかどうかそれも

分らない。情けない限りだ。

 写真は10月27日の早朝「岡北大橋」上の歩道から撮ったもの

で、如何見ても案山子の効果は消滅している。考えて見れば、山陽

線の列車が通っても全く気にしていない賢い奴らである。一時的な

効果はあっても、人そっくりで目立つ色合いの身成りをしていると

はいえ、全く同じ姿勢で動かない物に何時迄も警戒する訳がない。

こんな大群で挑発でもしているかの様ですらあり、効果は2週間に

も満たないと言うことである。11月6日に窺った折りには、案山

子は撤去されており、最早姿は何処にも無かった。あれで目的は達

したという事なのだろうか?

 さて、話題はガラリと変わるが、歳を取って来ると年々心配事が

増えて来る。中でも健康に就いての不安は最たるものであろうと思

う。幸いにして私は今の所決定的な問題点無く過ごしているが、今

後もズットこの儘健康であり続けたいと思っている今日この頃であ

る。こんな思いの日々の中で、最近派手な「ラッキー7」への遭遇

を成し遂げ、悦に入っているところである。
  
 これは私の運転席の走行距離メーターである。どうですか此の「7

のオン・パレード」! 昨年の春には米国の昔の「ルート66」を

レンタカー・モーテルでの行き当たりバッタリ旅で辿り、シカゴ〜

ロサンジェルス間を走破し、秋には四国88ヶ所巡りを車で一挙に

敢行し、この時国道55号線を走破し終えている。

 走行距離計に「7」が並ぶのは走っておればその内に必ずやって

来る事態ではあるが、これにトリップ・メーターまで7を揃えると

いうのには多少の工夫と努力を要する。何よりもトリップ・メータ

ーの末尾は100メートルで変わってしまうので、このチャンスを

逃さないためには、大いなる集中力と思案が必要である。

 もっと早くから7が並ぶと言う事態を認識していたら、トリッ

プ・メーターの7の桁をもう1つ増やせていたはずである。更に、

実は走行中ずっと外気温度が27度でもう一つ7が増えるはずであ

ったが、間際になって温度が下がってしまったのが残念ではある。

職場で周りの若い女の子に誇らしげにこの写真を見せたところ、「2

7だったとしても、それじゃあ、ヤッパリ2が邪魔なので、外気温

7度の時に走るしかありませんね!」と軽くク―ルにいなされてし

まった。





                 (2009年11月22日) 




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